12 某駿台予備校について

皆さま、9月入学のニュースとかが減ってきてる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

どうでもいい出来事なのですが、今日妹が布団を取り込む時に不意に言いました「分かち合いが大事なんだよ!」。「分かち合い」この言葉を聞いて僕は死ぬほど萎えて1時間弱落ち込んでました。そう、何を隠そう、「分かち合い」という言葉は慶應義塾大学経済学部2020年度小論文の(1)でテーマになっていた問題だったからです。まさか日常に萎えの元が潜んでいるとは hahaha.

今日浪人生の友達とSNSでやりとりをしていて聴き慣れない言葉を耳にしました。「atama+」。なんだそりゃと思って聞いてみたらどうやら東進の高速基礎マスター風のやつで、高速基礎マスターよりはAIが正誤によって問題を出すやつということはわかりました。いやー駿台すごいですね。コロナの中緊急でそれを作ったってことですもんね。東進の高速基礎マスターより凄いものを(どっちもやっていないので知りませんが)。やっぱり大手の予備校ってめちゃくちゃ凄い。

話は変わりますが、現役の頃に僕は駿台の夏季講習を2講座御茶ノ水で受けました。割とこれは浪人して予備校とか行くことになったら、、、っていうのも少し考えてでした。申し込んだ後「僕も駿台で授業が受けられるんだ」と内心ワクワク、テキストが届いたら「これがあの駿台のテキストか!」と高揚、講習前日もドキドキして眠れませんでした。

そしていよいよ講習の日がやってきました。1号館での「千葉大理系数学」の授業。1号館に入って駿台の綺麗さに感動。階段のところにある自分の高校の方々がびっしりと書き込んだ、熱い、僕を奮い立たせてくれるメッセージに感動。教室に入って椅子が緑と青の中間みたいな色のことに感動。感動。

そして辺りを見渡します。その瞬間僕は気づきました。「浪人生と現役って割と一目瞭然でわかるもんなんだなあ。」いや、別に100%合ってるわけは無いんですけど浪人生って独特のオーラありますよね。髪の毛微妙に伸びてたり服がなんとなく洒落乙だったり、小3ぐらいしかそんなん使わないだろっていう夏用の氷を入れることができるマフラー的な何かつけてたり。初めて予備校浪人生を間近でみてほへーっと思ったものでした。

そして授業が始まりました。先生は0.4%小栗旬が入ってる永島豪先生でした。関西弁混じりの軽快な指導。数学はこれ以外独学だったので「塾の数学ってこんな感じなんだ。」って思いました。

そして永島先生の解説から少し気を逸らし隣をチラッと覗きました。そしたら、92%の確率で浪人生である僕の隣の少年がずっと満面の笑みで、先生が何か言うごとにクスクス笑うのです。先生がちょっとした洒落を言ってクスクス、まあこれはわかりますね、先生が計算間違えをしたらクスクス、これは無礼ですね、先生が「相加相乗平均」と言ったらクスクス、これはもう意味わかんないですね。多分この少年は小梅太夫でも8.6秒バズーカでもですよ。でも笑ってしまうんでしょうね。

そんなこんなで1個目の講習が終わりました。感想は「いや、少なくとも自分の志望校レベルだったら数学塾いらんな」でした。参考書を沢山こなせばいけるなってなりました。まあ落ちたんですけどね hahaha.

次に受けた講習が2号館での「千葉大英語」でした。講師は秋澤何とか先生。

この授業は普通に良かったですね。構文のプリントとかを配って下さいました。僕はこの時初めて無生物主語とはなんぞやを知れたので良かったです。

この日も隣の人に注意を向けました。今度はスクスクしないんですけど頭をひたすら上下に、先生の言うことに頷いていました。もはや僕の好きなロックバンド、DIR EN GREYのメンバーにすら見えました。彼はきっと今頃一年の浪人生活を終えて、部屋で夏フェスでのヘドバンに向けて練習していることでしょう。合格おめでとう。彼。

駿台についてはそんなこんなですね。うーんまあとにかくやっぱり予備校通うのって大事といえば大事なのかなあとも思います。普通に授業受けるのは勿論、受験の情報収集、メンタル維持の為のお友達、生活リズム、、、まあでも僕は宅浪を選んだので宅浪の出来る限りを尽くしていきたいですね。生活リズムに関してはちゃんと守れてますし。文章書いてたら何となく萎えが消えかけている気がします。とりあえず頑張ります。f:id:takuroglaynotakuro:20200509200802j:image